iPad Air 4の実機レビュー|高スペかつお手頃な”ちょうどいいタブレット”

買ってしまいましたiPad Air 4。

実は今までiPad Air(初代)を使っており、流石に動作が重くなってきたので思い切って購入しました。

ということで今回は、iPad Air 4の徹底レビューを行います。

ちなみにSmart Watching編集部全体では、iPad Air、iPad mini 4、iPad(5)、iPad(8)、iPad air(4)を所有しています。

外観

ホームボタンが存在しない

今までのiPad AirやiPad(無印)とは異なり、iPad Proのようにホームボタンがありません。

私はApple製品でホームボタンなしの物を使うのはこれが初めてです。

正直に言うと、「なんか中華っぽくない?ホームボタンありきのAppleだろ。」と思っていました。

しかしすぐに慣れ、ホームボタンを押すのがめんどくさいと感じるぐらい楽です

画面占有率が高い

なぜポンデリング?(by編集者)

これまでのiPad AirやiPad(無印)と比べると左右のベゼルが太く感じてしまいます。

しかし、ホームボタンが無いことで上下のベゼルは狭くなつており、全体では画面占有率がかなり高くなっています

また僅かな差ですがiPad Proよりもベゼルが狭いみたいです。

スペック

スペック表

モデル iPad Pro(第4世代) iPad Air(第4世代)
iPad(第8世代)
ディスプレイサイズ 12.9インチ 10.9インチ 10.2インチ
ディスプレイ性能
チップ A12Z A14 A12
カメラ 1200万画素(広角)
1000万画素(超広角)
1200万画素(広角) 800万画素(広角)
Apple Pencil 第2世代 第2世代 第1世代
キーボード Magic Keyboard
Smart Keyboard Folio
Magic Keyboard
Smart Keyboard Folio
Smart Keyboard
スピーカー数 4 2(横向き) 2
セキュア認証 Face ID Touch ID(トップボタン)
Touch ID(ホームボタン)
Wi-Fi Wi-Fi 6 Wi-Fi 6 Wi-Fi 5
価格 115,280円(税込)から 69,080円(税込)から
38,280円(税込)から

最新のA14チップ

Photo By:Apple

iPad Air 4はA14 Bionicチップを搭載しています。

A12Zが搭載されている第4世代のiPad Proと同等の性能を誇り、現行のiPad第8世代に搭載されているA12チップと比較するとCPUは40%、GPUは30%高速化されています。

サクサク動き、マルチタスクも全くストレスなくこなせます。

性能面の評価ですが、チップがどうとかって言われてもわからない方も多いと思うので、実際にどのくらいのアプリを楽に動かせるのかを検証してみます。

Zoom会議に参加

Photo By:Zoom

リモートワークが増加し、Zoom用にiPadの購入を考えている方も多いと思います。

Zoomは決して軽いアプリではなく、参加人数が増えるにつれて動作は重たくなるため、ある程度のスペックを持ったタブレットが必要です。

実際にiPad Air 4を用いてZoom会議に参加して動作を検証してみました。

結果は…楽勝です。少人数での打ち合わせはもちろん、数十人のミーティングでも楽々にこなせます。

Zoom用のタブレットをお探しの方にもiPad Air 4はおすすめです。

高負荷なゲームをプレイ

今回は、ある程度のスペックの端末でないとプレイできないことで有名(?)な「原神」をプレイしてみたいと思います。

原神は縦横無尽に動くオープンワールドRPGゲームで、2Dゲームに比べて高いスペックの端末が必要となります。

Twitterでも「重い」、「少し古いスマホではきつい」、「まともに動かない」など、とにかくその動作の重さが話題でしたが、はたしてiPad Air 4でプレイは可能なのでしょうか?

全く問題ありません笑。超余裕です。

サクサク動くのはもちろんのこと、1時間ほどプレイしましたが発熱すらありません。

まあ、「iPad Air 4でプレイできんかったら何でプレイできんねん。」というところですが。

スペックとは関係ありませんが、タブレットですので大きさと重さがあり、手で持ってプレイするのは少し疲れます。据え置きにしてコントローラーで遊ぶのが良いかもしれません。

アップルペンシル

Air 4の購入を決めた時、実はアップルペンシルは全く買う気はありませんでした。購入前に実機を触っておこうと思い某家電量販店に行った時、アップルペンシルもAir 4と一緒に展示されていました。

どうせAmazonで売ってる1000円ぐらいのスタイラスペンと一緒だろうと思ってましたが、実際に触ってみると、そう思っていた自分をぶっ飛ばしたくなります。

タッチ時の位置の正確さ、反応速度、反応範囲、重さ、太さなど、描画面においては全てが完璧です(あくまでも個人の感想ですが)。

Air 4の画面は、アップルペンシル使用時にある程度の抵抗が生み出されるように設計されていて、本物の紙に描いているような感覚を得られます。

実際にイラスト等描いてみましたが、本当に鉛筆のような感覚で描けます。アップルのCEOが「鉛筆のような見た目と描き心地がなければスタイラスを使う必要はない」と述べたのも納得ができます。

ちなみに充電はiPad本体にマグネットでつけてワイヤレス充電されるので充電ポートがありません。

また、端末の画面が消えている状態でアップルペンシルで画面に文字や図を書くと、ロックを開かなくてもメモが使えたりします。反応も早いです。

新しい側面Touch ID

iPad Air 4はiPad Proなどに搭載されているFace IDではなく、指紋認証(Touch ID)を採用しています。個人的には嬉しいポイントです。

最近は新型コロナウイルスの影響で常にマスクを着用しているので、ロック解除の際にいちいちマスクをずらさなくていいというのはとても楽ちんです。

ただ、問題はTouch IDの感度です。

というのも、これまでのApple製品とは異なりiPad Air 4のTouch ID センサーは細長い電源ボタンに搭載されています

その影響か、ボタンに指を当てて0.3〜0.5秒ほど指を当てておかないと開かない、ひどいときには反応せずパスコードの入力を求められるということもあります。

iPad Air 4の唯一の難点です…。OSのアップデートにより少しでも改善されることを願っています。

画質と音質

画面の綺麗さは半端じゃありません。さすがはアップルといったところ。

色の鮮やかさ、細かさ、発色など、完璧と言っていいのではないでしょうか。映画、アニメ、ゲームどれをとっても不満ありません。

フルラミネーションディスプレイ、反射防止コーティング、広色域、True Toneとディスプレイ性能はiPad(無印)とは比較になりません。

個人的に感動したのはナショナルジオグラフィックを試聴した時です。自然の豊かさをダイレクトに感じることができ、高額なテレビで視聴するのと遜色ないと感じました。

一方で音質もなかなかです。クリアでざらつくことなく、低音もしっかり出してくれます。

iPad Proと比較すると見劣り(聞き劣り?)しますが、単体で十分楽しめる音質です。

個人的な感想ですが、5,000円~10,000円のスピーカー程度の音質はあると思います。

またiPad Air 4はスピーカーが上下についているステレオとなっています。

端末を縦にしてみた時、充電口の左右と、上部にも二つあります。この配置によって、端末を横向きで動画を視聴する時、横向きに広く音が広がり、臨場感のある音が楽しめます。

結果的にどうなの?

今のタブレットが低スペックで不満がある、そもそもタブレット持ってない、イラスト描いてみたい、作業効率をアップさせたいと言う人には自信を持っておすすめできます。

Touch IDにやや不満は残るものの、性能などのソフト面に関しては文句なしです。

ただ、今のタブレットに満足している方やパソコンがメインという方は買わなくてもいいかもしれません。

私のようにタブレットメインで、初代iPad Airという不満しかないタブレット(笑)を使っていた場合、本当に快適になります

iPad(無印)ユーザーの方もグレードアップしてみてはいかがでしょうか?

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