大人気スマートウォッチメーカー「HUAWEI」から新たに発売されたエントリーモデルスマートウォッチ「HUAWEI Band 7」。
高機能でありながらお手ごろな価格とコスパ最強スマートウォッチです。
この記事ではそんなHUAWEI Band 7を筆者が実際に使ってみて、良かったポイントや微妙だったポイントを本音でレビューします！
他のスマートウォッチとの比較や、ヘルスケア測定機能の精度検証など細かい点までまとめています。
購入前の参考にぜひご覧ください！
HUAWEI Band 7のレビュー結果
良かったポイント
- 圧倒的コストパフォーマンス
- 十分すぎるヘルスケア機能
- 優れた視認性と常時表示対応！
HUAWEI Band 7の最大の魅力は、その圧倒的なコストパフォーマンスの高さ。
高価格なスマートウォッチと遜色ないヘルスケア機能を搭載していながら約8,000円というお手頃価格。
また「スマートバンド」とは思えない大画面ディスプレイも魅力の1つです。
微妙だったポイント
- デザインは値段相応
- iPhoneとの相性は相変わらず微妙…
樹脂製の本体に、シリコンベルトと決して高級感のあるデザインだとは言えません。
デザインについては微妙だったポイントというよりは、値段相応だと言えるでしょう。
ちなみにデザイン重視の方はHUAWEI WATCH FIT 2がおすすめです！
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そして、相変わらずiPhoneとの相性は良くなく、音楽再生操作やクイック返信など一部機能が制限されてしまいます。
こんな人におすすめ
HUAWEI Band 7は次のような人におすすめです！
- 初めてのスマートウォッチが欲しい
- 基本的な機能があれば十分
- とにかくコスパ重視
反対に次のような人には他のスマートウォッチが適しているでしょう。
- キャッシュレス決済を利用したい
- GPS機能などを用いて本格的なトレーニングを行いたい
- ビジネススタイルと合わせたい
HUAWEI Band 7の特徴
2022超コスパスマートウォッチ
HUAWEI Band 7はエントリーモデルでありながらも、スマートウォッチとしての基本的な機能を全て搭載しておりコストパフォーマンス抜群です。
スマートウォッチデビューにもおすすめできる製品です。
価格は販売店により異なるものの約8.000円と、前作のHUAWEI Band 6から据え置きでの発売です。
他のコスパ最強スマートウォッチについては以下の記事をご覧ください。
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ディスプレイの常時点灯に対応
HUAWEI Band 7では文字盤を常時表示させることが可能です。
HUAWEI Bandシリーズでは初めて常時点灯に対応したモデルとなります。
腕を持ち上げてから時計が表示されるまでの微妙なタイムラグがなくなるのでストレスフリーです。
常時点灯は専用の文字盤が用意されており、5種類の中から選択できます。
ただし、バッテリー持続時間は約半分となってしまいます。
スペック表
| カラー | ブラック、グリーン、ピンク、レッド |
| ディスプレイ |
1.47インチAMOLED(有機EL) |
| バッテリー持続時間 |
通常使用：約14日間 ヘビーユース：約10日間 |
| 防水 | 5ATM |
| GPS |
– |
| センサー | 加速度センサー / ジャイロセンサー / 光学式心拍センサー |
| 重量 | 約16ｇ(ベルト含まず) |
| 接続 | Bluetooth 5.0 |
| 対応OS | Android 6.0以上 / iOS 9.0以上 |
機能の紹介
| 通知 | 電話、LINE、メールなど |
| メッセージの返信 | クイック返信機能(Androidのみアップデートにより対応) |
| ヘルスケア機能 | 睡眠トラッキング、心拍モニタリング、血中酸素モニタリング、ストレスモニタリング、女性用健康機能 |
| エクササイズ | 11のプロスポーツモードと85のワークアウトモード |
| GPS | 非対応 |
| ウォッチフェイス | 4000種類以上のウォッチフェイス |
| 電子マネー | 非対応 |
| 音声アシスタント | 非対応 |
| 音楽再生の操作 | Androidのみ対応 |
| 音楽保存再生 | 非対応 |
| その他機能 | 天気、アラーム、タイマー、ストップウォッチ、スマートフォンを探す、リモートシャッター(HUAWEIスマホのみ)、懐中電灯など |
通知とクイック返信機能
HUAWEI Band 7は「スマートバンド」という位置づけでありながらもディスプレイサイズが大きく視認性に優れているのが特徴です。
主要なアプリは画像のようにアイコンが表示され文面も読みやすいです。
また、Androidスマホを使用しているならクイック返信機能も利用できます（画像はHUAWEI WATCH FIT 2のもの）。
クイック返信機能とは電話着信時やSMS受信時にあらかじめ設定しておいた定型文や絵文字を返信できるという機能（アップデートにより対応予定）。
しかし残念ながら、LINEなどのメッセージアプリには対応していません。
ワークアウト機能
ワークアウトモードは11のプロスポーツモードと85のワークアウトモードの合わせて96種類存在します。
ワークアウト終了後には経路や速度、心拍数や消費カロリーをアプリで確認できます。
また、「HUAWEI TruSport」のアルゴリズムを新たに搭載し、ランナーに向けた機能が進化しました。
本体にGPSは搭載されていないためマップを記録するにはスマホとのペアリングが必要です。
利用者が多そうな(？)屋外サイクリングモードはAndroidスマホに対応していないため注意が必要です。
対応していない機能
以下の機能には対応していないためご注意ください。
- 電子マネーでのキャッシュレス決済
- スマートウォッチでのハンズフリー通話
- GPS機能
- スマートウォッチ単体での音楽再生
- スマホカメラの遠隔操作（HUAWEIスマホのみ対応）
ヘルスケア機能
できること
HUAWEI Band 7のヘルスケア機能は以下の通り。
- 心拍数モニタリング
- 血中酸素モニタリング
- 睡眠モニタリング
- ストレスモニタリング
- 月経周期トラッキング（Androidのみ対応
血中酸素モニタリングでは、血液中の酸素の量を測定することができ、心臓や肺の健康状態をチェックすることができます。
睡眠モニタリングでは睡眠の深さがグラフ化され、睡眠の質の向上を図れます。
画像のようにHUAWEIヘルスケアアプリでわかりやすく表示してくれます。
心拍計の精度をチェック
HUAWEI Band 7の心拍計の精度を検証してみます。
検証には医療機器認証品のパルスオキシメーターを用います。病院で指にはさむアレです。
結果は次の表のとおりです。
| 心拍数/分 | |
| HUAWEI Band 7 | 71-84 |
| パルスオキシメーター | 73-85 |
反応速度(？)に違いはありそうですが、同じ範囲の値を示しており精度は高いと言えるでしょう。
血中酸素濃度計(SpO2)の精度をチェック
続いて血中酸素濃度計の精度の検証です。
引き続きパルスオキシメーターを使用して比較していきます。
結果は次の通り。
| 1回目 | 2回目 | 3回目 | |
| HUAWEI Band 7 | 97％ | 97％ | 97％ |
| パルスオキシメーター | 94％ | 99％ | 99％ |
以上のように血中酸素濃度は2，3％ずれのある結果となってしまいました。
血中酸素濃度における数パーセントの差は大きいので、あまり精度が良いとは言えない結果となりました。
HUAWEI WATCH FIT 2もそうでしたが、「97」の値しか示さない設定になっているのでしょうか(笑)。
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冗談はさておき、心拍計も含めて、HUAWEI Band 7は医療機器ではないので、測定結果あくまで参考程度にとどめるまでにしましょう。
実機レビュー
外観
本体は樹脂製ですが、メタリックな加工が施されていることで遠目にはマットな金属にも見え、安っぽさはみじんも感じません。
ベルトの材質は肌触りの良いシリコンです。留め具部分はピンバックルで、本体とは異なり樹脂感が否めません。
ビジネスシーンにはあまりマッチしないデザインですね。
また、横から見るとディスプレイが緩やかな曲線を描いており、画面が美しく見え(るような気がし)ます。
充電は着脱が簡単なマグネット式で、5分の充電で2日間使用可能と急速充電にも対応しています。
文字盤(ウォッチフェイス)
文字盤はなんと4000種類以上。
シンプル、アナログ、スポーティー、クロノグラフ、近未来などなんでもそろっています。
絶対にお気に入りのウォッチフェイスが見つかるでしょう。
また、有料の文字盤を購入することもできます。
なかにはiOSにそっくりな攻めた文字盤も…笑。
また、HUAWEI Band 7はディスプレイの常時表示に対応しており、文字盤は比較的シンプルな専用のものが用意されています。
UI(ユーザーインターフェース)の使いやすさ
操作感は以下の動画のような感じ。
HUAWEI Band 7の操作感
若干指についてこない気がする pic.twitter.com/bvPVBRh6QV— せーたろー@スマートウォッチ情報サイト (@seitaro_pure) June 5, 2022
横スワイプで表示されるお気に入り画面は内容や順番をカスタムできます。
操作感としては超サクサク！というほどではありませんが、ストレスが感じない程度には指についてくるという印象です。
操作方法もシンプルでわかりやすいです。
実際のバッテリー持ち
公式では約14日間の連続使用が可能となっていますが、実際に14日間も持つのでしょうか？
使用条件は以下の通り。お持ちでない方にはわかりづらいかもしれませんが、おそらく平均的な設定だと思います。
- HUAWEI TruSleep™ ON
- 心拍数モニタリング ON
- ストレスモニタリング ON
- 血中酸素モニタリング ON
- ワークアウト 約20分を1回
- タップでディスプレイ点灯 ON
結果は画像の通り丸3日間で約30％の消費で、1日あたり約10％の消費となり、約10日間連続で使用できる計算になります。
公式の使用条件よりも厳しい使用方法なので十分のバッテリー持ちと言えます。
急速充電にも対応しており、バッテリー面に死角はありません。
Apple Watchも見習ってほしいですね(笑)。
なお、ディスプレイの常時点灯を有効にした場合のバッテリー持続時間は約半分となるようです。
iPhoneとの相性をチェック
スマートウォッチの中にはiPhone利用時には機能をフルに利用できないというものがあります。
残念ながら、HUAWEI Band 7もその1つです。
HUAWEI Band 7をiPhoneとペアリングして使用する場合、音楽再生の操作とクイック返信機能を利用することができません。
個人的には便利な音楽再生操作ができないのは非常に痛いポイントです。
通知の確認などは問題なく行うことができます。
iPhoneでは対応していない機能もありますが、それを差し引いても素晴らしいスマートウォッチだということに変わりはありません。
他のスマートウォッチと比較
前モデルHUAWEI Band 6と比較
HUAWEI Band 7は前モデル６の完全上位互換です。
前作からの進化点は次の通り。
- 文字盤の常時表示に対応
- ワークアウト機能が進化
- クイック返信機能を搭載
- 本体の厚みが－1mmに
進化したにも関わらず価格据え置きとは驚きです(発売時価格)。
今から新たに購入するのであれば間違いなくHUAWEI Band 7です。
一方でBand 6を所持している方は、上記の進化点に強いこだわりのない限り、買い替える必要はないでしょう。
ちなみに前作のレビュー記事は下から。
最新モデルHUAWEI Band 7が発売されました。 詳しくは以下の記事から！ [sitecard subtitle=新モデル url=https://www.smart-watching.com/huawei-band7/1409/][…]
上位モデルHUAWEI WATCH FIT 2と比較
| HUAWEI Band 7 | HUAWEI WATCH FIT 2 | |
| デザイン | スポーティーなデザイン | レザーベルトも選べる（クラシックモデル） |
| ディスプレイ | 1.47インチAMOLED(有機EL) | 1.74インチAMOLED(有機EL) |
| GPS | – | あり |
| バッテリー持続時間 | 約14日間（実際約10日間） | 約10日間（実際約10日間） |
| 電子マネー | – | – |
| その他 |
動作がサクサク、ハンズフリー通話、音楽保存 |
HUAWEI WATCH FIT 2はBand 7と同時に発売されたミドルレンジのスマートウォッチです。
主な違いはデザイン、ディスプレイサイズ、GPS、ハンズフリー通話など。
また実際に使い比べてみると、意外にも操作感(ヌルヌル度)にかなり違いを感じました。
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まとめ
- HUAWEI Band 7はコスパ最強スマートウォッチ
- 十分すぎるヘルスケア機能を搭載
- 文字盤は4000種類以上＆常時表示対応
今回の記事ではHUAWEI Band 7をご紹介しました。
豊富な機能に圧倒的コストパフォーマンスとどんな方にでもおすすめできるスマートウォッチです。
みなさんもHUAWEI Band 7で、「スマート」なライフを手に入れてはいかがでしょうか。
以上、HUAWEI Band 7の実機レビューでした！
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